私たちの体はトウモロコシでできている!?(映画「キング・コーン」)

2018年5月8日 2 投稿者: tairikurjpj

どうも、たいりくです。

今日は大学の講義で面白い映画を見たので、その映画の紹介をしたいと思います。

映画のタイトルは、

「キング・コーン~世界を作る魔法の一粒~」

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内容は少しホームページの文章を借りつつ紹介します。

イアンとカートという二人の青年が「自分たちが普段何気なく口に運んでいる食べ物について、もっと知っておきたい」と、農業を始めます。

アメリカでもっとも生産量の多いトウモロコシを育てるため、国内最大の生産地であるアイオワ州にて、1エーカー(4047㎡)の土地を借り、作業開始。

巨大な機械を使うことによって、全ての作業はあっという間に終わます。

雑草さえも、除草剤に耐性が付くように遺伝子組み換えされた種子を使い、強力な除草剤をまくことによって、簡単に除去完了。

そして一年目にして5000キロ近いトウモロコシを収穫することに成功します。

さらに収穫されたトウモロコシの行方を追って旅に出る・・・

自分たちで作ったトウモロコシを食べるシーンがあるのですが、二人とも「マズイ!」と吐き出してしまいます。

それもそのはず。アイオワ州で作られてるトウモロコシは全て不味いんです。

それは何故か?

実はここで収穫されたトウモロコシは、直接人の口に入りません。

全て食料ではなく、加工原料として食品原料家畜飼料に使われています。

家畜飼料として牛、豚、鶏などにトウモロコシを与えることにより、牧草などで育てる方法に比べて、短期間うまみ(脂肪)の多い肉が、安価で大量生産できるようになりました。

そして食品原料として、トウモロコシは甘味料高果糖コーンシロップに形を変えて、スナック菓子や飲料、加工食品など、あらゆる食品に入っています。

つまり、どんな食品にもどこかしらでトウモロコシが入っているんです。

入ってないとすれば魚介類や野菜類くらいでしょうか?

もしかしたら、養殖魚にはエサに使われてたり、野菜類には肥料に入ってるかもしれませんね。

例えば、マク〇ナルドでハンバーガー、ポテト、コーラを注文したとします。

ハンバーガーの肉はトウモロコシを食べて育った牛です。

ポテト自体はジャガイモですが、揚げるのに使う油にトウモロコシが使われています。

コーラには甘味料としてトウモロコシが・・・

とまあ、人間の体はトウモロコシでできていると言っても過言ではない時代になってしまいました。

そして現代では、飲料からもカロリーをとることが可能となったため、知らず知らずのうちに過剰摂取していて、肥満や糖尿病などの、俗に言う現代病にかかるリスクが増加しました。

毎日炭酸飲料などを飲んでいる人は、飲んでない人に比べて糖尿病になる確率が約2倍に跳ね上がるそうです。

しかし、食料が大量にあるという今日の状況を作ることができたのも、トウモロコシのおかげであるという事を忘れてはいけません。

この先人口が爆発的に増えていく世界で、人間は、そしてトウモロコシはどのようになっていくのか・・・

少し不安になった自分がいました。

すごく暗い感じになってしまったのですが、これが現実であり、この映画です。

ジャンルは農業ドキュメンタリーと、アクション系みたいな面白さはありませんが、自分たちが日ごろ口にしている食べ物について、今一度考え直すいい機会になるのではないでしょうか?

是非一度見てみてください!

はい、いつも見てくださっている方なら

「なんじゃこりゃ!?」って感じの記事ですが、これからはこういう旅にに全く関係ない記事もどんどん書いていくつもりです。

暇な時にでも読んでいただけると嬉しいです。

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